庄内クリニックブログ Shonai Blog

丙午ひのえうま

迷信とはいえ、計画的な人達は避けるのでしょうか

 

こんにちは、院長の佐野です

 

丙午ひのえうまをご存知でしょうか?60年に一度巡ってくる激しい(と言われる)年のことなのですが

丙(火の兄)、午(正南の方角)の組み合わせでこの年は火災が多いという迷信があり、中国発祥の干支なのですが日本では「丙午生まれの女は夫を食い殺す」「夫は早死にする」などという迷信が特に江戸時代以降信じられて来ました。江戸時代以降というのは有名な「八百屋お七」の影響もあるようです。念のため、簡単に紹介しておきますと天和2年12月28日  (1683年1月25日)の江戸で大火事が発生します(天和の大火)。その際両親と共にお七は正仙院に避難しますがそこで寺小姓の庄之助と恋仲になります。避難生活を終えて立て直した実家に戻りますがお七は庄之助への思いを断ち切れません。そこで「そうだ、また火事になれば庄之助に逢える!」と考え実家に放火してしまいます。幸いにもボヤ程度で消火されたのですが放火は今も昔も大罪でお七は市中引き回しの上火あぶりの刑に処せられてしまいます。のちに忠臣蔵と同様に浄瑠璃や歌舞伎での人気題目となっていきます。そのお七がどうやら丙午生まれだというのです。その年代での丙午というと1666年になりますがお七が庄之助と出会ったのが15−6歳ということになります。確かに気性が激しいとも考えられますね。しかし、お七の生年に関しては諸説ありその実在さえも最近は疑問視されています。有力な説では1668年生まれとのことなのでさらに2歳若くして騒動を起こしたことになります。丙午でなくともいまの基準からすると激しいですね。

さて、そんな八百屋お七の生年から300年経過した1966年も丙午です。この歳に生まれた有名な女性をあげてみます。

小室佳代、斉藤由貴、小泉今日子、伊藤かずえ、鈴木保奈美、安田成美

た、確かに激しそうな印象ですね

ちなみに秋篠宮妃の紀子さまも1966年生まれです

丙午の女同士は相性が悪いですが

小室佳代さんと紀子さま、鈴木保奈美さんと安田成美さん。どうでしょう?

 

今回は下世話な週刊誌みたいなネタを書いてしまいましたが、本来私が描きたかったのは干支に関してなので、次の記事につなげるための導入です。本来、芸能人のスキャンダルとかはあまり興味がないんですよ。下世話な週刊誌とかもあまり一生懸命に記事を読みません。有名人がやらかしちゃった記事は確かに最初は興味を惹きますが、その後に彼らや周りの人たちが受ける苦難を思うと純粋に楽しめないんですよね。TOKIOのメンバーがやらかしちゃった直後は何回もカラオケでlove you only唄ってましたが、今思うと正直いって恥ずかしいです。

 

さて、丙午に戻して

2026年が丙午です。計画的に妊娠、出産を考えている人はやはりその年を避けてしまうのでしょうか。少子化が叫ばれて久しいですが、若い人たちには迷信に縛られずにどんどん子作りしていただきたいです。という私も義父に頼まれたからとは言え妻との結婚披露宴を仏滅避けてしまいました。3割ほど違ったんですよね式場の金額が。そんな経緯で披露宴をやって、さらに今回のような記事を書いた私がいうのもアレですが、「丙午の女が夫を食い殺す」なんてのは迷信なので、その年を避けずに子作りを計画してくださいね。

 

こんな感じで干支の話にうまく繋がるのでしょうか?