庄内クリニックブログ Shonai Blog

流浪の月

公開初日に映画「流浪の月」観ました

一昨年くらいに原作を読んでなかなか心に刺さったので、先月映画化の話を聞いて、映画館で観ようと決めてました

観ながら気づいたのですが、なんだか見たことのある景色です。特徴的な建造物が出て数秒で疑いの目を持ち、数分で確信しましたが合計10年ほど住んでいた松本市がロケ地だったんですね

松本に住み始めてすぐの頃、ドラマ「白線流し」も松本でしたが信州大学の門での撮影の時は同級生に誘われて野次馬に行きました。3メートルほどの距離で酒井美紀ちゃんのご尊顔を拝することができたのは一生忘れません。ちょっと目が合ったのも思い出です。なんだかキモいのでここら辺で。あと「神様のカルテ」もそうでした

 

主に市内中心部を流れる女鳥羽川沿いの建物がよく映っていて懐かしさでキュンキュンしてしまいました。国宝松本城からも近く、観光客や買い物客も散策してますし地元の人たちも馴染みの店があるようなそんな地区です。私も馴染みにさせて頂いていた店が数件合って、数年に一度松本を訪れさ際にも必ず寄るお店もあります。昼の部も夜の部も。

さて、感想ですが。

広瀬すずさん、いいですね。この女優さんはお仕事以外で話題になることが多かったので特に注意して演技や作品を観たことはなかったのですが明るくてホヤホヤ以外の役柄もバッチリな感じでよかったです。「怒り」に出てた広瀬すずさんも好きなのですが今回と監督が同じようですね。いいコンビなのかもしれません。松坂桃李くんもこの映画のために激しい減量したのかな?もともとガリガリだったのかもしれませんが原作のイメージの演技でした。

そして、この映画のテーマは原作から一貫して、サラサ(広瀬すず)とフミ(松坂桃李)の関係に周囲の人たちが勝手な邪推をして介入してくるのですが誰も二人の関係性を理解してません。善意(中には悪意の人もいますが)でアレコレ言うてくるのですが二人には的外れ過ぎて。という普段の生活でも極たまに直面して悩むモヤモヤが根底にあるかと思います。ストーリー自体は簡単に推測できてしまうらしい (友人談)のですがストーリーではなく周囲のお節介な人たちに対するもどかしさをしっかり噛み締めてもらいたいですね

 

さて、私も人様のことに勝手な邪推で介入しすぎないように気をつけよう。と原作を読んで以来再び思ったのでした。

 

あ、本編始まってから150分ある映画なので予めのトイレや水分補給は計画的に