おはようございます。院長の佐野です
本当にこのブログもご無沙汰にしてしまい恥ずかしい限りですが、その間に、人生最高体重を記録してしまい冒頭の写真の運転シートにお尻が入らなくなってきました。一応ここに書いておきますが、88.7kまで成長してしまいましたBMIでいうと31.6ですね。3週間で2kgほど戻しましたが、この先のスリム化は先が見えません。このブログで減量計画を報告するのもいいかもしれませんね
さて、今日12月8日は1941年に旧帝国海軍によって真珠湾攻撃が行われた日です。ここであの戦争はどうであったとか、アメリカは事前に知っていたとか、宣戦布告が遅れてしまったとか語ることはしません。しかし、作戦終了後に大本営に向けて打電された一文が格好いいので紹介させてください。こんなことを言うと「軍国主義だ!」とかヒステリー反応をしてしまう一部の人達がいますが、あの人達は大丈夫ですかね?ただ、言葉が格好いいと言っているんですよ。でも、あの人達の言いたいこともわからなくはないんです。戦後になって文章が口語調で表現されるようになっていきましたが、それまで世間にあふれていた文語調の表現は戦争賛美、国民奮起の表現ばかりだったでしょうから。当時は文語調の表現と戦争賛美が強く結びついていたのかもしれませんね。さて、打電文を紹介しますね。「トラ、トラ、トラ」ではありません。
「帝国海軍は本八日未明、ハワイ方面の米国艦隊並びに航空兵力に対し決死的大空襲を敢行せり」
どうでしょう?ちなみにネットからコピペなんてしてませんよ、暗記してます。さらにちなみに日露戦争の日本海海戦の時の打電文(これは有名ですよね)も暗記してます。まずは内容よりもその調子と言うか響きに注目してください。私たちが普段使っている日本語と違いすぎて内容が入りにくい人もいるかもしれません。しかし、日本人は江戸時代にはほぼ我々と変わらない話し言葉を使っていたようなんですよね。でも、文章にするときには文語調といって、古語のような文体で表現してきました。平安初期あたりに使っていた日本語ですね。当時は文語調で話していたようです。それを戦後になって「話し言葉と書き言葉が違っているのは、合理的ではない」だとかなんとか理由をつけて書き言葉も口語調にしてしまいました。私はこれを左翼の合理主義、簡便主義と呼んでいます。文語調表現があること自体とても素晴らしいことなんですよ。言葉遣いが違っていた時代から日本人は文字を使っていた、という証拠なのですから。世界に誇っていいんです。それを無しにしようとする運動だったんですね。その時代に文字がなかった国の人達の思惑もあるかもしれません。
とにかく「親しみやすく」「わかりやすく」とか進歩的な人達が言い出したら気をつけなければいけません。日本人の誇りを毀損しようとしている可能性があります。そういえば、法律も「わかりやすく」するために口語調に書き換えられてしまいましたね。元々、難解なことがかかれてあるので文語調で十分なのにそうやって日本と言う国の重みを失くしてしまおうと言う魂胆です。最たるものが「親しみやすい」皇室とか「開かれた」皇室とかを進める人達です。天皇陛下は憲法に定められたこと、国家元首としての振る舞い、皇家(天皇家と言う言い方は不敬です。「皇家」)に代々伝わる国家のための様々の行事以外ではむやみに国民に顔を見せるべきではないんです。新年の挨拶で手を振っていただけるだけで十分なんです。祝賀パレードでスマホを陛下に向けるなんてことを誰も注意しないんですかね?やはり大手のマスコミはそう言った勢力に支配されきっているのでしょうか?ついでに言っておきますが、愛子さまが将来天皇になられても何の問題もありませんが、愛子さまのご子孫が天皇になるのはありえません。男系で繋がっている旧皇族男子とご結婚された時は議論の余地があるかと思いますが。何故なのかは「男系」「女性天皇」あたりで検索してみてください。
またまた、いつものように文語調表現から離れてたくさん書いてしまいましたが、日本人はいまだに文語調表現が格好いいと感じているはずなんです。今年はマリナーズのイチローが引退しましたが、引退会見で後悔はないかと聞かれて「・・・、後悔などあろうはずがない。」と答えています。無意識のうちに文語調を使っているんですよね。
文語調という格好いい日本語の表現方法がある、と言うことを少し思い出してみてください。