庄内クリニックブログ Shonai Blog

ちょっと雑談

おはようございます

昨日のニュースで安倍晋三元首相に大勲位菊花章頸飾の授与が決定されました。当然です

あと数年ご存命であられたら中曽根康弘元首相についで戦後2人目の存命中の叙勲があったかもしれません

 

このことは先日書いたのですが、読者から「皇族以外の臣下」ってどういう意味?と聞かれましたが。ハッとしました。ここで強調しておきますが、今や「日本国民」なんていう呼ばれ方をしていますが戦争で負けさえしなければ、我々は「光輝ある大日本帝国の臣下」だったんですよ。たった今「第日本帝国」という漢字変換が一番上に出てきました。Mac OSです。情けない話です。

 

戦後教育や研究で日本悪者論が蔓延ってましたが、最近になって「そうでもなかったんではないか」という論調も増えてきました。このタイミングで、なぜ先の大戦で対米英開戦に突き進んでしまったのか、もう一度しっかり検証しなければいけません。「あれは自衛戦争で仕方なかった。」とか「アメリカが戦争したくてうずうずしてたので挑発され経済封鎖をくらいまんまと乗ってしまった。」とか言われています。東京裁判の時代でさえ判事の中で唯一インドのパール判事は「自衛戦争であった。日本としては国の存続のために戦争に打って出るしかなかった」というコメントを残しています。しかし、米英に虐められてしまった背景にはやはり陸軍の中国大陸における暴走があったのだと思います。そして「軍部大臣武官制」「軍部大臣現役武官制」が大きな影響を与えていたことは明白です。

こう書くと「おいおい右翼じゃなかったのかよ」「ついにあいつも反省したか」などと思われそうですが、私は以前から「太平洋戦争に至るまでの日本は今の世間の評判や歴史の教科書に記載されているほどには悪くはなかった。しかし、中国大陸における領土的野心は陸軍を中心にかなり持っていて。その部分が当時の国際秩序に受け入れられてはいなかった。このことは日本が有色人種の国であることもおそらく関係している。」のように考えてます。どうです?これがバランス感覚というものですよ。

ところで、私は戦前の陸軍の偏屈さは朝日新聞をはじめとする戦後の左翼陣営に引き継がれているのではないかと考えています。戦前の「鬼畜米英!」「贅沢は敵だ!」「皇軍には白旗、降伏は許されない。玉砕あるのみ!」などと、戦後の「憲法9条は死守」「憲法を改正するなんてありえない!」「核兵器保持については議論することさえ許されない」亡くなった直後だというのに「アベのせいで!」という左翼の主張の偏執さって共通するものがあると思いませんか?

ちなみに最近になって有名になってきた話ですが、戦前から開戦を煽ったり、戦時中も大本営発表を大々的に報道して国民の戦意を維持していたのは朝日新聞が先頭に立ってやっていたんですよ。戦前はゴリゴリの国家主義右翼、戦後は左翼に変節。鳩山一郎と一緒に朝日新聞も覚えておいてくださいね。

 

鳩山一郎については、別の機会に書くことになるかと思います