公開初日に映画「ツユクサ」観てきました
大規模に上映していないので愛知県でも上映している映画館は限られてます
映画マニアでもないのに、なぜ上映少なめの映画を観るのかと言うと、密かに小林聡美さんのファンだから。
中学1年の時から寮に入ってましたが、週末は祖父母の家に宿泊することが多かったです。自宅は新幹線の距離でしたので。その時にドラマ「やっぱり猫が好き」を観ていた、はずです。はず、と言うのはシーズン1は火曜日深夜でシーズン2は土曜日19時30分から。で、祖父母の家で観てたとしたら夕食の団欒の時間ですが、その時間じゃないような気もするのです。深夜だと思っていたのですが、火曜日の深夜は寮でしたので観れなかったはず。30年以上前の記憶ってそんなもんでしょうか。もしかしたら岡山県では土曜日の深夜に放送されていたのかもしれません。その「やっぱり猫が好き」に小林聡美さんが出演してました。もたいまさこさん、室井滋さんとで三姉妹を演じてたのですが、舞台はほとんどマンションの一室、だいたいアドリブで話が展開するのが新鮮でした。猫も出演するのですが、台本があったとしても猫には台本なんてないはずです。演出に三谷幸喜が担当の会もあり、小林さんと三谷さんはのちに結婚します(さらに後に離婚してます)。知ってる人はわかると思いますが、サバサバした感じが大好きで当時はマザコンだったのかもしれませんが、小林さんのような女性とお付き合いしてみたいなんて思ってました。お付き合いと言うかこんな女性と結婚したいなぁ、とぼんやり考えてました。ま、マザコンだったのかな?
で、この1場面だけでストーリーが展開していく感じは映画「12人の優しい日本人」と似てるな、と思って調べてみたらやはり脚本は三谷幸喜でした。主演は豊川悦司。いろんな作品に出てますが、このトヨエツが一番好きです。裁判員制度は当時日本にはありませんでしたが同様の展開をするアメリカ映画「12人の怒れる男」のオマージュ作品で日本にも陪審員裁判があったら、と言う設定です。久しぶりに観ようと思ったらNetflixにもアマゾンプライムでも観られないんですよね。だいたいこの頃の映画は大作以外は観る手段が限られます。で、ヤフオクやメルカリでDVDを購入した途端にネトフリで観られるようになったりするんですよね。アンジェリーナジョリーの演技で圧倒された「17歳のカルテ」がそうでした。スザンナ・ケイセンの「思春期病棟の少女たち」を映画化した作品ですが主演はウィノナ・ライダー。アンジェリーナ・ジョリーの演技が凄まじいので私にとってはダブル主演くらいのインパクトです。でこの二人、反日的な発言が多いのが気になりますが好きな女優さんたちです。
いつもの横道が長くなりそうなので「ツユクサ」に戻しますが
小林聡美さんと小学生の男の子の友情や、松重豊さんとのラブストーリー、職場の仲間とのアレコレでほのぼの進むストーリーです。職場の仲間のひとりを江口のりこさんが演じてますが、これまたいいですね。ドラマ「半沢直樹」とドラマ「俺の家の話」で観てちょっとファンになってましたが、この作品でも魅力的でした。今は「ソロ活女子のすすめ2」やってますね。今、シーズン1をネトフリで見始めたところです。
ところで、20年前ならこんなほのぼのストーリーは酷評してたかもしれませんが、そろそろ誰が見てもおじさんになってきたせいかなかなかよかったです。同日に観た「死刑にいたる病」よりもよかったです。だんだん話題作じゃないやつも楽しめるようになってきたようです。
最後にもう一度脱線
小林聡美さんのほのぼのストーリーで言えば、「かもめ食堂」も好きです。「やっぱり猫が好き」で共演したもたいまさこさんに加え片桐はいりさんとパリ(間違い。正しくはヘルシンキ。2023/1/10訂正)で食堂を経営する話で「ツユクサ」上映予定を知り、もう一度観たくなったのでネトフリで観ました。記憶ではうどんだと思ってたのですがオニギリにこだわった食堂でのストーリー。この頃の小林聡美さんが超絶魅力的ですよね。おばさんになってしまった今も素敵ですが。