庄内クリニックブログ Shonai Blog

どぉなっちゃってんだよ

サイトの不良でブログのアップが滞っている間にすっかりサボり癖が復活です

サボり癖というかたまにやる気をだして数本書いてまたサボる感じのパターン。バレてます?

その間に、国会や統一地方選挙、1年経っても収まらない戦争、中国や米国を中心とした外国の情勢や国際情勢

ジャニーズ問題、ガーシー問題、などなど。あいつの好きそうなネタがゴロゴロ出とるなぁ。なんて心の片すみで思っていただけてましたでしょうか?

そんな感じでほぼ3ヶ月が経って

 

またかよ!

またもやテロです!現職総理大臣の!!!

 

こんばんは、院長の佐野です

テレビや新聞は観なくなって久しい、とこのブログで散々喚いてきましたが。ここまでの事件があれば流石にちょっとだけテレビをチェックします。チェックと言いつつ数日経ってから、というか今日ですが。クリニックの待合でワイドショー観てたんですけどね。

そこで、ネットで囁かれている情報との落差に驚きました。

 

ワイドショーで何をやっていたかというとですが、犯人の生い立ちや動機についてあれやこれやと推測も含めてテレビに出れるほど立派な人たちが喋ってました。今日は観てませんが武器の作り方や殺傷力を高める方法まで紹介したテレビ局もあるようです。

有名人自殺の報道は後追いを生むからダメ、自殺の方法を紹介するのはダメ、などなどなど。テレビでも常識なのに。テロに使用した武器をテレビで紹介するのはいけません。自殺の方法は詳しく解説した本がそこそこ売れましたし、昭和の時代から大藪春彦なんかの小説を読んでいればテロやその他に使う武器の作成方法なんて当たり前の知識なんですけどね。しかし、わざわざ情報を取りに行く本やネットと違って、公共の電波を使って情報を投げつけて来るテレビでは扱って良いか悪いかの線引きが違うと思います。

同様に、犯人の生い立ちや動機について紹介、推測、解説するのも良くないのです。ネットで情報取らない人からすると何がおかしいのかよくわからない部分もあるかもしれませんが、ダメです。犯人の生い立ちや動機を説明、推測することで犯人擁護の世論が形成され、予備軍の連中に火をつけ、次のテロを誘発させる可能性があるんだそうです。実際、昨年のテロ犯について同情論、統一教会に対する批判、テロ犯に対する神聖視などなど生まれてましたよね。減刑の嘆願書がどうとか犯人宛に現金がいくら届けられた、とかも。

 

統一教会なんて、何十年も前から日本の信者を騙して若い女性を韓国の貧農に多数嫁入りさせたりしてます。霊感商法だけではないんですよ。そんなことが長年続けられてもこれまでテレビ、新聞での扱いはほんの数年だけ。有名人が騒がれていた時だけですよね。安倍さんが暗殺された途端に叩きまくるのはおかしいんです。むしろマスコミの力で潰してしまっていても良かったはずです。それどころか、むしろ平成の中盤からは擁護していた感さえあります。なのに、暗殺テロ後は今さらながらに叩きました。統一教会だけじゃなくて繋がりがあるとされた自民党を中心とした保守系政治家を叩いていた感じですけどね。とにかく、犯人以外に悪者を仕立てていたのがマスコミです。犯人の生い立ちの紹介と併せて犯人擁護の世論形成ですね。テロ犯の狙いの一つはこれですから、テロ犯と過激思想の左翼の思い通り。さらにこれにより予備軍に火がつきます。左翼の著名人は堂々と犯人を英雄視していましたけど、今回のことがなくても問題だと思ってました(後出しすみません)。

犯人の生い立ち、動機、を考察しみんなで考えることが今後のテロ防止のために重要。なんて、もっともらしいことを言っておいて、それがテロを煽っていたのです。

一方で安倍晋三氏暗殺後の日本の言論を見て国内外を問わず頭の良い人たちの中には次のテロが起きる、と予測していた人もいました。で、実際に次のテロが1年も経たずに発生。ネットの情報では安倍さん暗殺犯に対する報道に問題があった、というのは今回の襲撃の直後から常識です。それなのにテレビでは3日経ってもこれです。

テレビを観るなとは言いません。でも、ちゃんとしたところからも情報を取ってからにしてくださいね。当然、ネットにはちゃんとしてない情報や危ない情報も沢山あります。が、しかし皆さんが無条件に受け入れているテレビの情報だって危ない可能性がしっかりあることを少なくとも認識しておいていただきたいと思います。特にワイドショーで偉そうに喋ってる解説員(なんだそれ!)っていう連中は大体まともじゃあないです。あ、まともな人がいても干されます。

とりとめもなく喚いてしまいましたが、数年前にニュージーランドで100人もの犠牲者がでてしまった最悪のテロ事件に関してアンダーン首相が語った名文句をコピペしておきます。

「男はこのテロ行為を通じて色々なことを手に入れようとした。そのひとつが、悪名だ。だからこそ、私は今後一切、この男の名前を口にしない」

「皆さんは、大勢の命を奪った男の名前ではなく、命を失った大勢の人たちの名前を語ってください。男はテロリストで、犯罪者で、過激派だ。私が言及するとき、あの男は無名のままで終る」

ちゃんとテレビを観ていないのでよくわからないのですが、テレビでアンダーン首相の言動を紹介した番組や報道がありましたか?あれば、その番組や出演者は立派で尊敬できると思います。

振り返って、自分のブログでは。あ、やっちまってる。

安倍晋三元総理大臣のテロ犯の名前こそ出してません (後出しですが、名前を出すのに抵抗があったのは確かです。)が、虎ノ門事件のテロ犯、伊藤博文初代総理大臣暗殺テロ犯の名前を出してしまってます。しかも、後者については生い立ちを紹介し、同情的な記述、英雄視するような記述までしてしまってました。前者に関しても、テロ事件から100年の日に犯人の生い立ちその他を掲載しようとしてました。未来のことに関しては自分で記載の内容について考え直します。過去の記事は、うーん。あえて削除はせずにおきます。テレビを散々批判しておきながらでもあり、そもそも規模が違うのもありますが、あえて情報を取りに来るネットのブログと公共の電波を使って投げつけて来るテレビでは悪質度が違うと思うからです。それに、過去の記事を編集出来るからといって後からこっそりと削除してしまうのは潔くないですから。でも、反省は必要ですね。

 

偉そうに書きながら自分もやらかしてました。申し訳ありませんでした。